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日本では理解が進んでいない移植医療についての知識の普及、啓蒙活動をおこない、脳死後の臓器提供意思表示カード(ドナーカード)の所持者の増加を図ることで、一人でも多くの臓器移植を待つ患者の命を救い、誰もが健康で暮らせる世界の実現に寄与します。




小野清子
((独)日本スポーツ振興センター理事長、前参議院議員)

 私と移植医療との出会いは、2001年8月に行われた「第13回移植者スポーツ大会」の世界組織委員長をお受けしたところから始まります。それまでも臓器移植という医療があることは知っていましたが、詳しい現状についてはよく理解していませんでした。ですから、移植者スポーツ大会と聞きましても、救急車を待機させながら競技を行うようなことを想像しておりました。ところが、実際には100m11秒で走る競技者がいるなど、健常者の方とまったく変わらぬご活躍に驚きました。
 また、この大会で初めてドナーファミリーの方々にお会いできました。移植医療に接し始めたときにドナーファミリーにお会いできたことは、私にとって大変大きな幸運なことでした。移植医療は、ドナーやファミリーの尊い決断があってこそ実現するものであり、それが移植医療の原点と思われるからです。
 1997年に臓器移植法が施行されて10年、改正に向けてさまざまな議論がなされ、国会でも審議を重ねている中、この法律の改正を多くの方々が待ち望んでおられます。1日も早くその願いが実現されるよう、NPO法人「ハートtoハート・ジャパン」が設立されました。一人でも多くの臓器移植を待つ人々の願いを叶えてあげたいというのが、この会の目的です。今後は、移植医療についての啓蒙活動を行い、ドナー登録者の増加を図りたいと思います。
 助かる命を助けるために活動して参りたいと思います。
 皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。
 


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